抗いの物語
- 企画主催
- 2024年4月22日
- 読了時間: 7分
✦2024/4/22

このまま第3章ミニストーリーについても書いていこうと思います。
第3章のミニストーリーは各種アクションを起こした時に発生するものでした。カスタムドリンクを開示するためのアクション以外は隠しアクションに分類され、第3章の状況に対し抗おうとする事で発生するものがほとんどでした。アクションの存在を隠していたのは予め提示することで攻略がメインとなってしまい、第3章におけるメインの描写である「選択」に時間をかけていただく事が難しくなることを避けるためでした。ですが何かしらの行動をとることで何かが起こるということは一回目の投稿で判明してしまうのでどちらにせよだったのかもしれません。その辺りの塩梅は己の力不足を感じています。実は提示されていない隠しアクションがあと1つあります。ただ、1つも開示されない可能性はありましたし、あそこまでアクションが達成されていった事は凄い事だと思います。
誰かが見つけた物語で発生していた風の主やお面の商人が対価を渡す行動であったりレイマスとの邂逅も状況だけ見れば隠しアクション寄りではありました。ですがそれにより影響を受ける範囲は基本的に個人であったため誰かが~として扱わせていただいておりました。
レイマスがあそこまで関与して来たのはレニャを想ってという事もありますが、秋の入り口、図書館の前でレイマスの話を聞いて実行してくださった方がいたからというのも大きいです。あそこで何だったんだろうあれは、で終わっていた場合青の葉を渡したり対価を要求する程話したりすることはしなかったのだと思います。忘却について思うことはあっても花の主とは違い星影の子の命についてはどちらでも良かったので……。そちらは花の主の担当ですし、彼はただの枝なので基本的には見守るだけの存在でした。礼拝堂で心からの言葉を祈りに乗せていらっしゃったからこそ、レイマスもその真剣さを知る事ができた部分もあると思います。祈りは無言でもできますがそうなるとレイマスには推察することができないのでまた少し変わっていたかもしれません。
青の葉に関しては使い方によっては隠しアクション扱いになる可能性はありましたがレイマスがそれを言うはずも無く、また人間が知り得ることでも無く、更に他の精霊とは会話ができないし……(風の主やお面の商人に聞くことも出来ましたがあの2名も恐らく明確な使い道は教えてくれないと思います。)という状況でしたので唯一はっきりと匂わせる事が可能だった使い道があれだけだったのです。使い方は数あれど、至った使い方こそが正解の使い方なのだと思います。
―引き寄せる運命
∟カスタムドリンクを注文する
∟「俺のドリンクは精霊にも好評らしいからな、注文がありゃどんな奴にだって作ってやるよ」
隠し方が露骨だったアクションです。露骨すぎて逆に達成されない場合はどうしようかと少し不安になっていました。
ドリンクに特殊な効果が付与されていたのは彼が作っていたことと、ミルラ商会が用意した材料であることが関係しています。
―守り導く光
∟コルイを放つ
∟「あなた、もしかして……私のことが見えるの?」
∟「コルイは死者の魂を導く精霊よね。」
状況に1つ光が差す隠しアクションでした。お花を添えて頂いたので、リズも見かけた事にさせていただきました。"魂を導く存在"です。もし本物が迎えに来ていれば、導くのは世界樹の元へでしょう。ですが花の祝福を受けた人々が編むコルイには花の主の力が入っていますし、人が編むコルイは人の意思を乗せて飛び立つので世界樹へ導くことはありません。
―精霊の杯
∟第3章の時間において???と直接会話をしている描写がある
∟「精霊と水を合わせたのだぞ、良き隣人よ。お前はこの時間を対価に何を望む。」
∟「だが他をお前たちの未来へ引き込むというのなら、必ずその手を離すことは無いと証明してみせろ。」
(今見返すとキャプションに重要な一文が抜けています……こちらの隠しアクションの発生は初回きりのものでした……。今更の発覚となってしまい申し訳ございません。こちらに続くご投稿以外でアクション達成として投稿が無かったのはそのためです……。)
まさか精霊と乾杯をする方がいらっしゃるとは思いませんでした。彼も何だかんだ言ってドリンクを気に入ったのかもしれませんね。交渉という形になったのは「良き隣人」と呼んでくださったためです。続きの交渉部分は頂いた回答と作成前に投稿された作品の内容を元にあのような流れにさせていただいております。後者のタイミング次第ではあの流れにはなっていませんでした。
その後同じ卓に着いた方々が一時的に全ての記憶を思い出せるようになったのは対価(時間、招待状、クラッカー)を上乗せしたため、固定できる数字が5つなのはあの場に5人いたため、5人全員にグラスが渡ったのはもう1つの回答によるもの、という形で制作させていただきました。記憶の返還や守護を与えたのは星影の子の運命を変える事は出来ないけれど風の主として出来る範囲での助力を彼なりに考えた結果です。
―境界線の時間
∟第3章、春の空間達成後の時間で精霊との接触描写がある
∟春の空間達成後に歌を歌う
精霊と人間と星影の子が揃う賑やかなストーリーになりました。星影の夢らしいストーリーだったのではないでしょうか。
お2人で無ければ続きのストーリーはあの流れにはなっていないと思います。ブルーフローの花畑と言えば、歌うのなら、そしてこれまでの物語の積み重ねがあったからこそでした。(ブルーフローの童謡は新鮮な視点でした。ブルーフローがあの世界にしっかりと根付いている事が感じられて嬉しかったです。)
あの事象が発生したのはブルーフローの花畑には花の主の祝福がかけられていた事が関係しています。治癒の力を人を通さず拡散させた感じです。
またこちらのストーリーには状況の開示の他ブルーフローの花畑-3のヒントと星影の館に泊まれますよ、という情報も織り込ませていただいていました。ただ前者においてはヒントとも言えないレベルでしたのであの段階であのストーリーから思い至ることは出来なかったと思います。
最後もバランスと他諸々との兼ね合いでお2人に目撃して頂くのが最善と思いお借りした次第です。
―風の精霊
∟第3章の時間で風の精霊と交渉を行おうとする描写がある
成功条件は「①願いを明確にしていること」「②忘却に関する事柄を望んでいること」の2つでした。①はを明確にした上返して欲しい物を明確にした上で、星影の子が行う場合は忘却の影響を受けていませんので「誰に」返さなければいけないのかを明確にしなければいけませんでした。あまりの惜しさにお話の関係上ゲイルからは場所をアドバイスさせていただきましたがそうじゃない……お力になれず申し訳ありません。
精霊さんたち含め、アイコンの仕様上想像で色を付けさせていただくことがあり皆様こちらは公式ではありませんからね、と何度言いたかったかわかりません。あのストーリーではせっかく花畑に住んでくださっているのですからとお越しいただきました。
―精霊の瞳
∟ゲイルの目薬を使う(または目薬の話をする)
達成難易度は高めだったと思います。その割には残り期間も僅かな頃に出る情報では無く……申し訳ありません。アイテムの登場が半年以上前なので覚えている方のほうが少ないと思っていたので驚きました。(覚えていらっしゃってもここで使えると思い至るかどうかはまた別ですからね……。)
ここだからこそ、今だからこそ言えることですが主催は情報の開示を含まないお話を投稿するべきでは無いと思っておりまして(個人的に己へ課している縛りなので他の主催様までそうするべきとは思っていません。)そうする事を心がけておりましたがやはり最終章ということで半年以上お付き合いくださった皆様への踏み込んだヒントであったり、NPCとお話してくださった方へのお返し等を抑えておくこともできずそういった投稿が増えてしまっていました。システムに徹する事が出来なかったのは反省すべき点だと思います。広いお心で受け入れてくださった皆様には感謝してもしきれません。
2024/4/21